COLUMN
New Classic -2021 Collection-
今回のトピックでは、イタリアを代表する国際的な建築家であるFabio Novembreによる『New Classic』をご紹介いたします。古典的なソファであるチェスターフィールドを現代的に再解釈したモデルです。
FABIO NOVEMBRE
Fabio Novembreは、1966年にプーリア州のレッチェで生まれ、1992年にはミラノ工科大学で建築の学士号を所得。1年後、彼はニューヨークへ渡り、ニューヨーク大学の映画監督コースで学びました。そして1994年にスタジオを立ち上げ、強い表現力と象徴性によって国際的な建築家となります。彼は数年に渡りイタリアを代表するデザイン会社とコラボレーションし、彼の作品は世界中で認められています。2019年以降は、Driadeのアートディレクター、Domus Academyのサイエンティフィックディレクター、そしてTriennale di Milanoの科学委員会のメンバーを務めています。
New Classicは、古典的なソファであるチェスターフィールドを現代風にデザインしたモデルです。合理的で現代的なデザインをベースとしていますが、丸い形の要素を装飾することによって、よりデザインを特徴づけています。また、コントラストがはっきりとした色で生地を選択すると、より立体感がでます。一見、多くの人が愛するチェスターフィールドの名残は残っていますが、単に別のソファに変化したというわけではなく、彫刻のような立体感、影と光を探求したモデルとなっています。
「現代のソファのデザインはよりミニマルになりつつあり、人々はそのことに対して感度を持つことを必要とされています。世界中にはたくさんのクラシックモデルが溢れ続けていますが、New Classic は、その２つの世界をより近づけるために誕生しました。」— FABIO NOVEMBRE
Making Movie
