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黒いソファの特徴や魅力とは?ソファの選び方やコーディネート実例

公開日:2022.8.9 / 最終更新日:2023.4.11

黒いソファレイアウト | NATUZZI ITALIA GALLERY YOKOHAMA

ソファはインテリアの中でも存在感のあるアイテム。ワンランク上のおしゃれなソファが欲しいけれど、お部屋が重い印象にならないか気になって、黒は選びづらいという方も多いかもしれません。

今回は、お部屋の雰囲気をぐっと引き上げる、黒いソファの特徴や魅力について解説いたします。併せて、おすすめの黒いソファもご紹介いたしますので、上質な大人のリビングを叶えたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

黒いソファの特徴

まずは、黒いソファの特徴についてチェックしていきましょう。スタイリッシュな空間を演出するなら、インテリアの主役であるソファに黒を選んでみるのはいかがでしょうか。他のカラーとは一味違った、黒ならではの魅力を掘り下げていきます。

落ち着いた印象

色彩が与える効果の一つに“重さ”があり、一般的に明るい色ほど軽く、暗い色ほど重く感じると言われています。彩度を持たず、もっとも暗い色である黒は、空間に重厚感を持たせてくれます。それ故、重苦しく感じられることもありますが、ソファは空間の中でも床に近く下の方に位置するインテリア。黒をチョイスすることで、お部屋に安定感をもたらします。

また、黒をベースとした多彩な空間は黒が他の色をより際立たせ、カラフルかつポップさを醸しつつスッキリとした大人のリビングを演出します。

フレキシブルな色彩

さまざまな色彩・質感のインテリアと合わせやすいことも、黒いソファの魅力です。定番のモノトーンコーディネートで活躍するだけでなく、黒いソファ周りにヴィヴィットカラーのクッションやラグなどをポイントで組み合わせることで、シャープな雰囲気の中に個性が光ります。

また、アースカラーとの組み合わせも抜群でウッドやテラコッタ、ベージュやカーキなどに黒いソファを組み合わせることで空間がグッと引き締まり、ナチュラルなだけの空間より、より洗練された空間に彩ることが出来ます。

素材によってテイストが変わる

一口に黒いソファといっても、その素材によって、お部屋のテイストはガラッと変わります。光沢感のあるレザーなどの張り地を選ぶと、クールでスタイリッシュなテイストに。マットなファブリック素材のソファなら、垢抜けた印象は保ちつつも、ややカジュアルでソフトなテイストになります。同じ黒でも素材により様々なインテリアコーディネートを楽しむことが出来ます。

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高級感を出せる

インテリアに黒を取り入れると、お部屋にエレガントで高級な印象を持たせることができます。フォーマルな場面でも用いられることの多い黒は、格調の高さやステータス感を醸し出し、凛とした華やかさも感じられます。例えばホテルのグランドピアノや、ハイグレードの乗用車などにも、同じようなイメージを持つ方が多いかもしれませんね。

黒いソファは、より特別感のあるリビングにしたい、ラグジュアリーな空間でゲストをおもてなししたいという方に特におすすめできるでしょう。

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 種類が豊富

全体的な希望が叶えやすくなるということも、黒いソファの特徴です。

何といっても黒いソファは種類が豊富。黒や白といった無色は基本の色であるため、さまざまなインテリアに合わせやすく重宝する色であるからです。

デザインやサイズ、素材にこだわった結果、そのソファに希望するカラーがなかったということは、黒では起こりにくいでしょう。

コンパクトなソファから大人数用のソファまで、黒色なら豊富なデザインの中から好きなものが選べますね。

汚れが目立ちにくい

黒色は汚れが目立ちにくいという特徴があります。

たとえばまだ小さなお子さんがいる家庭であれば、家具に汚れがつくのは日常茶飯事。綺麗さを保つためには並大抵の努力では足りません。

しかし黒いソファなら大丈夫です。食べ物をこぼした跡もクレヨンでの落書きも目立ちにくく、黒色でカバーすれば表面の傷なども目立ちにくくできます。

ソファは頻繁に買い換えるものではないため、汚れが目立ちにくいというのは大きな魅力でしょう。

黒いソファの生地

続いては、ソファの生地選びのポイントです。ソファの生地は、一般的に張り地と呼ばれ、本革(レザー)、ファブリック(布製)、合成皮革(フェイクレザー)の3つが主流です。今回は、このうち本革とファブリック生地についてご紹介します。

本革(レザー)

本革は、高級ながらも強い人気を誇る定番の素材。特に黒はキリッとした重厚感があり、落ち着きのある大人の空間を演出してくれます。しっとりとなめらかな質感は、レザーならではと言えるでしょう。

また、ファブリックや合成皮革と比べて耐久性が高い点も、レザーの魅力。きちんとお手入れを行えば、長い期間使い続けることができます。レザーは長く愛用するほど味わい深い質感になっていきますので、経年変化を楽しめるのも人気のポイントです。
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ファブリック生地

ファブリック生地は、ふんわりとした座り心地と柔らかな風合いが魅力の素材です。生地の種類も豊富なため、季節によってカバーを変えるなど、その季節ごとにインテリアを楽しむツールとしてもお薦めです。

また、同じ黒でもレザーほどの重厚感は感じにくいため、カジュアルでリラックスした雰囲気にマッチします。ベロアのような素材はエレガントな印象になりますし、黒にグレー、生成りなどの糸を織り交ぜた生地であれば、ナチュラルテイストのインテリアとも相性ぴったりです。

黒いソファを取り入れたレイアウト

ここからは、黒いソファを取り入れたお部屋のレイアウト例をご紹介します。単体だとインパクトが強い黒ですが、存在感が出すぎない、まとまりのあるコーディネートも実現可能です。ぜひ、お部屋づくりの参考にしてみてください。

黒いソファのレイアウト例①

まずご紹介するのは、黒いソファにダークカラーのインテリアを組み合わせた、落ち着きのあるレイアウトです。お部屋は明るめのグレートーンで広がりが感じられますが、黒・ネイビー・ブラウンが空間の引き締め役となり、モダンで知的な印象を与えます。

また、ローバックのソファをチョイスしているのもポイント。お部屋の中央に黒を配置しても、圧迫感を感じにくいのが特徴です。

ダークカラーの割合が多いと、お部屋が狭く見えがちですが、こちらのレイアウトではサイドテーブルに白やナチュラル色の木など明るいカラーのアイテムを使ったり、グリーンを配置したりしていますので、暗い色をメインにしつつも、硬い印象になりすぎないため、参考にしやすいコーディネートです。

黒いソファのレイアウト例②

続いてご紹介するのは、黒のソファを大胆に配置したレイアウト。初めにご紹介しましたコーディネートと共通したカラーを用いていますが、上質で落ち着きのある空間が特徴です。

お部屋の雰囲気を格上げしている要素は、メタリックな輝きが美しいローテーブルと、リッチな光沢感を持つベロア系のスツール。

注目したいのは、エレガントさがありつつも、お部屋全体の雰囲気は重すぎないところ。ここで効いてくるのがファブリックのソファです。真っ黒ではなく、グレイッシュな生地をチョイスすることで、黒の持つ安定感と軽やかさを両立しています。

黒いソファのレイアウト例③

最後にご紹介するのは、洗練されたモノトーンスタイルのレイアウトです。ソファはレザー素材にシルバーのフレームと、先のシーンとは打って変わってスタイリッシュ。クールな印象が際立ちます。お部屋の雰囲気を決めるインテリアツールとして、その存在感を発揮しています。

サイドテーブル、リビングテーブルもシャープなデザインのものを採用しているため、それぞれ単体では無機質なニュアンスもありますが、お部屋全体が柔らかさのあるグレージュトーンで統一されているため、スタイリッシュさとリラックス感を兼ね備えた空間になっています。モノトーンの美しいグラデーションを楽しむ、ハイセンスなコーディネートです。

黒いソファの選び方

では、どのような観点から黒いソファを選んでいけば、理想のアイテムが見つかるのでしょうか。今回は色合い・素材・デザインの3つの視点から、黒いソファの選び方をご提案いたします。

色合い

まずチェックしたいポイントは、色合いです。一口に黒といっても、実にさまざまな色合いがあります。特にファブリックソファは種類が豊富ですから、悩まれる方も多いかもしれません。

リュクスなスタイルを目指したい時は、高級感や重厚感を感じられるよう、真っ黒に近い色を選ぶのがおすすめです。反対に、カジュアルな印象に持っていきたい場合は、グレー寄りで明るめの黒を選ぶとよいでしょう。

素材

続いては、レザー・ファブリックなど、ソファの素材を検討します。理想の雰囲気とマッチするかはもちろんですが、お手入れの方法や、触ったとき、座ったときの心地良さも確かめておきましょう。

また、フレームや脚、肘掛けの素材も、ソファ選びの大切なポイントの一つです。北欧テイストなど、ぬくもり感のあるコーディネートには木材を、洗練された都会的なスタイルにはメタル系の素材が向いているでしょう。

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デザイン

ソファ選びの中で最も重要なのが、デザインです。ポピュラーなストレートタイプのソファから、コーナーソファ、シェーズロングソファなど、ソファにはさまざまな種類があります。座ってくつろぎたい、横になって本を読みたいなど、実際に使うシーンを想定すると選びやすいかもしれません。

黒のソファは存在感がありますので、お部屋をなるべく広く見せたい場合はローバックのソファがおすすめです。反対に、インテリアのメインにするなら、あえてハイバックのソファを選ぶのもよいでしょう。

おすすめの黒いソファ

ここからは、おすすめの黒いソファをテイスト別に3つご紹介いたします。重みのある黒は、男性的な印象を抱かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、デザイン次第で優美でエレガントなスタイルも叶います。

WAVE

「WAVE」は、丸みを帯びた繭のような形のソファ。地中海の波の様子からインスピレーションを得た、他にはない優雅なウェーブデザインが特徴です。

レザー・ファブリックともにブラックカラーをご用意。レザーは、柔らかな優美さの中に洗練された雰囲気を感じられます。温かみのあるファブリック生地は、リュクス感がありつつも重すぎない風合いが魅力。ラグジュアリーな空間を演出してくれます。

黒いソファwaveはこちら

ESTRO

「ESTRO」は、シンプルモダンを極めたスタイリッシュなソファ。ストレートデザインの2人掛け、または3人掛けをご用意しております。

レザータイプは、ベーシックなデザインながらも存在感があり、シックな大人のリビングにおすすめです。ファブリックタイプは、どんなスタイルのお部屋にも馴染む、相性の良さが魅力です。

黒いソファESTROはこちら

MELPOT

「MELPOT」は、約50種類ものユニットから、自由に組み合わせを楽しめるモジュールソファ。座面が広めにデザインされていますので、足を伸ばしたり、横になったりと、リラックスした時間を過ごしたい方に特におすすめです。

ファブリック素材は、カジュアルながらも垢抜けた印象に。レザータイプは、スタイリッシュにもエレガントにもマッチ。レザー×ファブリックの異素材ミックスなど、幅広いコーディネートが可能です。

黒いソファMELPOTはこちら

黒いソファが創り出すシックな空間

黒いソファの特徴や魅力をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ソファは、お部屋を印象づけるインテリアの重要なアイテムです。暗い色は敬遠されがちですが、高級感や上質さを演出してくれる黒は、大人のリビングにぜひ取り入れたいカラーです。

また、レザーやファブリックなど、素材ごとに違った雰囲気を楽しめるのも、黒いソファの人気の理由。スタイリッシュなレザーはもちろん、カジュアルで落ち着きのあるファブリック素材も見逃せません。

実際のレイアウト・コーディネート例を参考にしていただきながら、お好みのスタイルに合わせたソファを見つけてみてください。

ナツッジイタリアギャラリー横浜は、日本最大の正規専門ギャラリーとして、ソファを中心に200坪に約24シーンでエレガントな空間を創造しております。
イタリア本社デザイナーがコーディネートを手がけており、本場イタリアの空間に仕上げています。

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記事の監修者

ショップマネージャー

壬生 正和

ショップマネージャー

壬生 正和

2018年2月にNATUZZI ITALIA GALLERY YOKOHAMA立ち上げを経て、ショップマネージャー就任。
年間100名以上のお客様にイタリア家具・インテリアのコーディネート、ご提案を行うコンシェルジュ。

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